山田館
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戦前の山田温泉山田館田中屋のパンフレット

山田館の戦前のパンフレットが山田館に戻ってきました。
開湯を逆算すると401年と令和元年衝撃的な出来事になりました。
パンフレットによると、1618年元和4年と書いてありました。
以下内容になります。

山田温泉由来

山田温泉は今より約三百二十年前(昭和十三年より逆算)元和年間

福島正則公が信州高井郡に貶流せられた時、特に此温泉推賞して幕府に

乞ひ字湯平に浴場を開設したご傅へられて居ります。其後土地狹隘のため

発展性に乏しきため現在の地に移りしは寛政二年(昭和十三年より百五十四年年前)で御座います。

山田館の案内

弊館は常に御家族の延長としてご満足の行きます様誠心誠意努力致して

居りまして外欟を飾らず素朴親切をモットーとして閑静な氣心のおけない

旅館として皆様の好評を博して居ます。

四、五日ご滞在なさった方は何方様も弊店の眞價を知って頂けます。

従業員は昔から土地の者を使用して居ますので人情もすたれず

軽佻華美に流されず誠實を旨として當處の特徴を忘れぬ様にして居ます。

申上ぐるも憚りますが山田館は昔田中屋と稱し営業をなし居り其後

幕末頃献ずる所あり山田温泉代表的商號山田館は時の藩主から

御拜領のもので當時名主を勤め居り勿論苗字帶刀御免で

今に至る迄同藩主家の御指走宿で最も由緒ある旅館で御座います。

名物と食物及び日用品

名物=白樺細工、挽物細工、郷土芸術品、葡萄飴、温泉煎餅、

羊羹類、蕗糖、キャラ蕗、木の芽佃煮、深山筍、蕨ぜんまい、しほで、

山蕗、わさび、薬草、石楠花、鬼つつじ、鈴蘭、山櫻、白樺、高山植物、

秋の七草、岩魚、鯉、雉子、山鳥、鴨類

食物=
山間とは申し乍ら交通、通信機關完備して居ります為め

決して食物に不便はございません。肉類、魚類、野菜等新鮮な物を食膳に上す事が
出来ます。

日用品=数軒の商店には日用品を取揃へて有りますが、

電話及至往復の自動車に依り何なりと簡便に御手に入ります。